このページの記事目次 (カテゴリー: ライティング)
- 酒はライティングスピードを上げる。 [2015/05/11]
- 「雨音を聴きながら」「時間を区切って」文章を書く。すると抜群に書ける。 [2015/04/01]
- 音楽はライティングの「質」と「スピード」を上げる [2015/03/04]
- 「吹き替え映画」を聞き流しながらライティングすると自分でも驚くほどスラスラ書ける時がある。(適度なノイズは創造性を高める) [2014/12/25]
- 眼筋ストレッチをしたら、長時間PCに作業による精神の不調が全快っ。 [2014/09/20]
total 3 pages 次のページ →
酒はライティングスピード(文章を書くスピード、分量)を上げますね。
今も酒を飲みながら書いているのですが、スムーズにそしてスピーディーに書けています。
なぜ、酔えば書くのが早くなるのか?
いつもはウンウン唸りながら苦労して書いているのに、何で今日はこんなにも書けるんだろ?と思ったので、
酔っぱらいのパフォーマンスが低下した分析脳であえて分析してみたいと思います。(あぁ、明日この記事を冷静に読み返すのが楽しみだ 笑)
酔えば分析脳(左脳)を眠らせることができる
なんで今これほどスムーズに書けるのかというとやっぱり「分析的な脳(一般的には左脳)が働いていない」ことだと思います。そう感じます。
普段シラフでライティングしているときは、文章を書きながらも「あぁ、この流れはこれでいんだろうか」「論理的に矛盾していないだろうか」「失礼なこと言ってないだろうか」みたいな、ある意味ネガティブな心の中のひとり言が次々と出てきます。
シラフで書けば「一歩進んで二歩下がる」ようなペースになりがち
その度に今まで書いた文章を読み直して、「あぁ、ここは良いな。でもここはダメだな」みたいにして、書いては推敲を繰り返していました。まるでサザエさんの歌にある「一歩進んで二歩下がる」を繰り返している状態です。
これでは少なくとも早くは進めません。
(出来上がる文章が良いのかどうかはさておいて)
酔ったほうが論理的にスムーズに書ける、とも感じる
でも少なくとも、今この文章を書いている時点の感覚では、酔って左脳(論理脳)を取っ払って(酒で麻痺させて)書いた方が、「結果的にスムーズな論理の流れができて読みやすくなってる」と、自画自賛の感覚ではありますが、そう思います。
ライティングは「書く」「推敲」の2段階に分けられる
フリーライティングというライティング手法を編み出したピーター・エルボウという英文学者(たしか)は、「書く」という段階と「推敲」という段階の2つに分けることで、スムーズにそれも早く書ける、ということを主張していました。
酔って書けばスラスラ書ける
今思ったのですが、「酒で酔えば、第一段階の“書く”ということに、没頭しやすくなる」のではないかと思いました。
私もフリーライティングの手法が自分にあってるかな、と思っているのですが、どうしても書きながら「推敲脳」が顔を出してきます。
- 「いや、底の言い回しはこうした方がいいんじゃないの」
- 「その言い方だと失礼にあたるから、こっちの方がいいかも」
- 「ここは論理的におかしいな」
などという心の声が無意識に上がってきます。
できるならそのような声は出てこないようにしたいのですが、
でも酒を飲めば(少なくとも自分を見失わないレベルでなら)、そのような「書く」という行為に純粋に没頭するためには邪魔になる雑音(推敲脳)をシャットアウトできる感覚があります。
だから酒の酔えばスラスラと書けるのだと思います。
降霊術ライティング
少しスピリチュアルな話しになりますが、「イタコ」という霊を呼び出して自分を器にして呼び出した霊を入れる、という職業?の人がいます。このような人は自分を完全に明け渡してしまうため、自分で自分をコントロールすることができません。
そのために審神者(さにわ)という役割りと持つ人が、すぐ側に待機しているのだそうです。
イタコが呼び出した霊が、目的の霊(呼び出したい霊)だったらいいのですが、そうでは無い霊を呼び出してしまうこともあるようです。例えば狐やタヌキのことをあえて低級霊と言えば、そのようなイタコに害を与えてしまうような、低級霊を呼び出してしまうこともあるようです。
そんな時、イタコ1人だけだと、なかなか太刀打ちできなません(完全に自分を明け渡しているので)。
そのようなイタコに降ろされた霊を見極める役割りとして「審神者(さにわ)」という“神を見極める者”が、イタコのすぐ側で見守るのだそうです。
「イタコ=書く」「審神者(さにわ)=推敲」
つまり降霊術は通常、イタコと審神者(さにわ)の二人一組で行われるようなのです。
これって、物凄くライティングに似てると感じています。
ライターは1つの体でありながら「イタコ(憑り代=純粋に書く人)」と「審神者(さにわ=文章を推敲する人)」の2人の役割りをこなします。
イタコと審神者を同時に発動すると苦しい
シラフで私のようなライターの熟練度が増していない人は、この2つの役割りと同時にこなしてしまいがちです。
これがとっても苦しいです。
少し書いては(イタコ担当)、ここがマズいんじゃないのと訂正し(サニワ担当)、これを繰り返します。
だから、文章を書くスピードが中々上がらなのだと思いました。
審神者を酔わせれば、イタコがガンガンに書ける
このイタコと審神者の2つの人格が同居しているような状態を避けて、審神者を眠らせるためには、酒(アルコール)はかなりの効果を発揮すると感じています。
だから酒を飲めばライティングスピードが上がるのだと思います。
書いた後の推敲(審神者が担当)は置いておいて、少なくとも酒を飲めば「純粋に書く」ということに集中できるので、ライティングスピードが上がるのだと思います。
ぐぅ、結構酔っ払った・・。
この記事に含まれるタグ : ライティング スピリチュアル アルコール 潜在意識 顕在意識
(記事編集) https://shibatas.blog.fc2.com/blog-entry-271.html
2015/05/11 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |雨音を聴きながら、さらに時間を区切って文章を書くと「抜群に書ける」ことに今さっき気づきました。
雨音などの「ノイズ」を聴くことで、創造性が高まってより文章を書けるかもしれない、ということは以前にも2つ記事にしました。
この時は、「なんとなくそうかも」という感じだったのですが、今日は違います。
「雨音を聴きながら、さらに時間を区切って文章を書いたら、抜群に書けたっ」という実感のこもった記事になります。
それでは本題に入ります。
Noisliで雨音を聴きながら文章を書いたらかなり書けた
私は今日、雨音などの自然音をオンラインで無料で聴けるサービス「Noisil」で、雨音を聴きながら文章を書いていました。
Noisliについてより詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
私は今日、このサービスの「雨音」と「雷の音」をミックスさせて、PCの音量MAXで聴きながら、文章を書いていました。
33分33秒×1日6セットの秘密
するとまず、33分33秒間の間に1230文字書くことができました。そして次の33分33秒の間には2303文字も書くことができました。
33分33秒というのは、アメリカのコピーライター「ユージンシュワルツ」が実践していた方法です。
33分33秒にタイマーをセットして文章を書く。タイマーが鳴って時間が来たら手を止めて、小休憩する。これを1日6セットこなす、というメソッドです。
ユージンシュワルツはこの方法を実践することで圧倒的な結果を出して、悠々自適に暮らしたそうです。
詳しくは次の記事を読んで下さい。
私はつい先日、次のように思いました。
「そうだユージンシュワルツに習って33分33秒で区切って、文章を書いて、その後休憩。そしてその時間に書いた“文字数”をエクセルに記録していけば、モチベーションが上がるし、達成感も得られるし、自分がどれだけ書いたかを客観的に知れるからいいんじゃないか?」
そして今日、その方法を実践してみました。
しかもNoisliで「雨音」と「雷の音」を聴きながら。
そしたら、上記のように、私にとっては圧倒的なスピードで書くことができました。
この方法の良いところ3つ
私がこの方法が良かったな、と思ったのは次の3つです。
- 33分33秒で区切るから、その間は集中力が高まって、文章を書くことにより集中できる
- 「33分33秒を1日6セット」と決めているので、気持ちが楽。仕事が終わるポイントが明確なため「エンドレスに仕事がある」というプレッシャーが無い
- 「雨音」と「雷の音」という自然音(ノイズ)を聴いているため、創造性が高まって良い文章を早く書ける
というように、良いことづくしだと感じています。
アンソニートロロープという作家は、似た感じで15分で250文字を書くことを目標に執筆活動を続けていたそうでうす。しかもこの人は他に本業がありながらも、多くの著作を残しています。
その秘訣は「1日にどれくらい書くかを決めいた」ことにあるようです。
まとめ
最後にまとめます。
次のようにすることで文章を書くスピードと質が上がり、さらにモチベーションも高く維持できて、さらにさらに達成感も得られる、感じています。
- 仕事の「始まり」と「終わり」を明確にする
- 「1日にどれだけ書くか」を決めておく
- 「どれくらいの時間で、何文字書いたか」を正確に記録・把握する
- ノイズを聴いて創造性を高める
ではでは。
この記事に含まれるタグ : ライティング ノイズ 脳 創造性
(記事編集) https://shibatas.blog.fc2.com/blog-entry-253.html
2015/04/01 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |さっき、音楽を聴きながらライティングしたのですが、これが思いのほかスラスラと書くこができました。
- 文字数:4500文字
- 作業時間:3時間くらい
(ちなみに「PC作業の不調は「大腰筋トレーニングをすれば全て解決するかもしれない」、という仮説。」の記事です。)
神経科学研究者・アンドリュー・スマートの著書「できる人はダラダラ上手」に「適度なノイスは創造性を高める」という記述があるのですが、「音楽というノイズを聴くことで、創造性がアップした」と個人的には考えています。ライティングという文章を書く作業はどう考えても「創造的な作業」ですよね?
ノイズが創造性を高めるとは?
ノイズが創造性を高めるのは、脳が非線形のシステムであること。そして非線形のシステムにノイズを放り込むと整合性を持ったモノが出力されるからです。
この時の整合性を持ったモノが今回で言うところの「書きだされた文章」です。
詳しくは上記の本を見て欲しいのですが、このブログでも次で少し取り上げています。
「吹き替え映画」を聞き流しながらライティングすると自分でも驚くほどスラスラ書ける時がある。(適度なノイズは創造性を高める)
上記の同著では具体的には「70dB程度のホワイトノイズを聴きながら、創造的な作業をしたところ、最も効率が良かった」という実験結果が出ています。
ホワイトノイズとは?
ホワイトノイズ (White noise)、あるいは白色雑音(はくしょくざつおん)とは、不規則に上下に振動する波のこと。通常、可聴域のホワイトノイズを指すことが多い。フーリエ変換を行い、パワースペクトルにすると、全ての周波数で同じ強度となる。「ホワイト」とは、全ての周波数を含んだ光が白色であることからその表現を借りたものである。
70dBとは?
dBとは音の大きさを表す単位で、「dBデシベルの話し 音の大きさ」によると、70dBは「騒々しい事務所の中・騒々しい街頭」のような音の大きさだそうです。
このような音を聴きながら、創造的な作業をした所「最も創造性を発揮できた」のだそうです。
で、話しは戻りますが、今回音楽を聴きながら、ライティングをしたら、私のとってはスラスラというスピードで、しかも質の良い文章がかけたと感じています。
これは音楽というノイズを聴いたことで、創造性が高まったからかもしれません。
それともう1つ。
音楽は脳にエネルギーを与えることもできる、ようなのです。
モーツァルト音楽を徹底的に研究したアルフレッド・トマティス博士は「音は内耳の蝸牛管でエネルギーに変換され、脳の直接供給される」と主張しています。(参考:モーツァルト療法)
特に2万ヘルツを越す高音域の音がエネルギーが高いのだそうです。
これは蝸牛管の「音をエネルギーに変換する細胞」が“高音域の方が多い”からなのだそうです。
例えば、1,000Hzに対応する蝸牛管の中の細胞数が100個だったとすれば、10,000Hzに対応する細胞数は1万個ある、といった具合です。(これは例えです。)
私は結構クラシックが好きで、さっきは、ショパンの音楽をYouTubeで聴いていました。
具体的にはこれです。
(Amazon「ショパン」検索結果ページ
ショパンはピアノの曲が多いのですが、調べてみるとピアノの音色の周波数はそれほど高くはありません。ですから、蝸牛管で音エネルギーが変換されて、脳にエネルギー供給されたのではないかもしれません。
ただし、テンションが上がったのは事実です。
そこでもう1つ考えられるのが、「“集中力”を10年以上研究してきたルーシー・ジョー・パラディーノの言葉」です。
この人は著書「最強の集中術」の中で、「集中力が上がらい時は音楽を聞くと良い」と言っています。
一般的に「ながら作業は悪い」という主張は多いですが、同著では「集中力が上がらない場合にはながら作業は“あり”」としています。
つまり今回の私のように音楽を聴きながらの“ながら作業”をすれば、集中力を上げられる、ということです。(集中力が上がらなくて困っている場合)
今回、これが効いたのかもしれません。
というのも、今日は天気もそれほどよくなく、もしかして低気圧が来ていたせいか、それほどテンションが上がりませんでした。眠くなるし、やる気もそれほど出てこない。当然集中力は上がらない。
そんな状況です。
それで自分の次の記事を思いだし、
「吹き替え映画」を聞き流しながらライティングすると自分でも驚くほどスラスラ書ける時がある。(適度なノイズは創造性を高める)
「そうだ、音楽を聴きながらライティングしてみても良いかもしれない」と思ってやってみることにしたのです。
そしたらみるみるテンションが上がり、やる気もむくむくと湧いてきて、書くことに集中できるようになりました。
まとめると、音楽を聴きながらライティングすると次の3つの効果を望める可能性があります。
- ノイズ効果で創造性が高まる
- 高音域の音の場合、脳にエネルギーを供給できる
- 集中力が上がる
今回の私の場合は、このうちの2つ。
- 創造性が高まってスラスラと書けた
- 眠くてやる気が出なかったが、テンションが上がって集中して書くことができた
これらの効果を感じました。
ですから、ライティングに「音楽」は結構使えるかもしれません。
ではでは。
メモ)
ちなみにこの記事は約2000文字。作業時間は40分くらいです。もっともっとライティングスピードを上げたいです。
この記事に含まれるタグ : ライティング 脳 創造性 ノイズ 音楽 YouTube
(記事編集) https://shibatas.blog.fc2.com/blog-entry-228.html
2015/03/04 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |私はライターやEbook執筆など主に「書く仕事」をしています。思うように書けなくなったり、ライターズ・ブロックと言われるようなどうにも書けなくて苦しい状態になることもあります。
そんな経験の中で「うぉっ、スラスラ書ける!」という瞬間が”たまに”あります。
それが「吹き替え映画を流しながら書いている時」です。
私のパソコンはデュアルモニターです。ノートPCにモニターを1つくっつけて、合計2つのモニターがある状態で作業しています。
- メインモニターを見てライティングする
- サブモニターに吹き替えの映画を流す
この時に、たまにではありますが、自分でも信じられないほど書ける時があります。
しかもその時は吹き替え映画の内容をだいたい理解しています。文章を書きながら「それはないだろう!」と映画にツッコミを入れたりしています。「物事は1度に1つのことをしなさい」とか「マルチタスクは能率を下げる」とか色々言われているのですが、少なくとも吹き替え映画を見ながらライティングすると、「かなり能率が上がる」ことがあります。毎回上がるわけではないのが玉にキズですが^^;
で、少し考えてみたんですが、吹き替え映画でライティングがはかどる時には、結構な共通点があることに気づきました。
それが以下です。
- 字幕映画ではなく「吹き替え映画」だ
- 映画の内容に興味や関心が”ほどよく”ある
- 書きながら映画の内容を理解している
- リサーチや勉強など「インプットの時」には映画は逆に邪魔になる
- 創造的な状態にとどまるためには「適度なノイズ」が効果的らしい
字幕映画ではなく「吹き替え映画」だ
字幕映画ではなく、「吹き替えの映画」を見た時に、ライティングの効率が上がります。
これは結構当たり前ですね。字幕映画だと字幕を見なければならないので、ライティングどころではありません。また英語の音声だけを聞いていても「ストーリーを理解できない」ので、今名づけた「ライティング・テンション」成るものが上がりません。結果として「スラスラ書けない」という感じです。
でも吹き替え映画だと、ただ聞き流しているだけで大体のストーリがわかります。するとその映画世界を感じてテンションが上がりながらも、その映画によるテンションアップが同時にライティング・テンションのアップに繋がっているように感じます。
■トップレベルのセールスライターは「日本映画を流しながら」ライティングしている
また、私が日本のインターネット・ビジネスの世界での「セールスライティング」で注目している宇崎恵吾さんと本條勇冶さん、という方がいます。2人とも「セールスレター1本書いて、その商品が売れるごとに売上の何割かをもらう」という、インセンティブ形式の報酬形態でライティングしているようです。ちなみに宇崎さんは月に1000万円の収入。本城さんは月に億いっているようです。
その宇崎さんが「日本映画を流しながらライティングしている」と言っていました。
二人とも数週間ほどで、私から見ると圧倒的に高品質なセールスレターを書いているように見えます。もしかしたら「日本映画を見ながら書いている」からなのかもしれません。本城さんはライテイングの時にどうしているのかはわかりませんが。
ちなみにこの2人はほぼ共著という形で「The Million Writing」というセールスライティングの教材を販売しています。もちろん私も持っています。久々に印刷した教材です。
なんだか話が違う方向になってきたので、本題に戻ります。
映画の内容に興味や関心が”ほどよく”ある
また、映画の内容に「ほどよく感心」があります。
面白くない映画や、理解しにくい映画ではライティング・テンションは上がりませんでした。逆に、興味がありすぎる映画だと逆にライティングに集中できませんでした。ライティングよりも映画の方が気になってしまって^^;。
私は最近はアクション映画が単純で好きなのですが、そのような「動きの多い映画」もなかなか「音声を聞いているだけでは」内容が入ってきませんでした。
ですから、セリフが多い「ドラマ要素の大きい映画」がいいかもしれません。なおかつ、内容が聞くだけで理解できるような、そこそこ単純なストーリー。条件が厳しいような気がしますが、そんな映画が良いように思います。
書きながら映画の内容を理解している
重複になりますが、そのような映画だと、書きながらもその映画の内容を理解しています。
内容が理解できないような映画だと、ライティング・テンションは上がりませんでした。ライティングしながらも映画内容を理解し、「それはないだろう」「こうした方がいいのに」などと感じることができる状態です。
また、映画のクライマックスなどでは、ライティングを中断して、映画の方を見たりしていました。また、見逃した(聞き逃した)部分があったら巻き戻して見たりもしていました。
それくらい、映画内容をほぼ理解していたように思います。
リサーチや勉強など「インプットの時」には映画は逆に邪魔になる
クライアントに依頼されたテーマなどの記事をライティングする時、そのテーマに関してリサーチ(調査)します。ネット検索したり本を読んだりします。
そのような時は逆に映画は邪魔でした。本を読む時に映画が邪魔になるのは当然かもしれませんが、テーマについて調べるためにネットサーフィンしている時でも、映画が邪魔でした。
これはおそらく、知識や情報をインプットする脳の部分と、映画を聞き流してその情報が入ってくる脳の部分が同じだからのような気がします。だからぶつかってしまって、逆にリサーチの能率が下がる、と。
逆にライティングの時のような「アウトプット」の時は、もしかして映画を聞き流すことで「インプットの部分を遮断」できるのかもしれません。イメージとしてはインプットを担当するのは左脳で、ライティングなどのアウトプットをするのは右脳、といった形です。ライティングの時に映画を聞き流すと、もしかしたら、この左脳のインプット部分がうまい具合に遮断されて、ライティング能力が上がるのかもしれません。
創造的な状態にとどまるためには「適度なノイズ」が効果的らしい
「できる人はダラダラ上手」という本に面白い内容があります。
「創造的な状態にとどまるためには、ノイズを聴くと良い」そうなのです。これはノイズ理論の中の「確率共鳴」という概念?でしっかりと説明できるそうです。
脳というのは非線形のシステムです。カオスな混沌としたシステムです。
線形システムな何かを入力すると、数学的に予測できる形で何かが出力されます。1+1=2のように、計算で予測可能なのが線形システムです。
脳はこれとは逆のシステムです。
何かを脳に入力しても何が出てくるのか(何が出力されるのか)を予測することができません。これが非線形システムです。カオス理論の中のバタフライ・エフェクトというモノがあります。どこかの蝶のはばたきが、遠く離れた場所にハリケーンを起こす、というモノです。このように非線形システムには入力するものと出力されるモノに関連性を見出すことができません。
と前置きが長くなってしまったのですが、ポイントは「脳は非線形システムである」という部分です。
そしてこのような非線形システムに「ノイズ」を入れると、整合性を持った出力がされるようなのです。それがノイズ理論であり「確率共鳴」という概念のようです。詳しくは難しい&私も理解していないのですが、脳が非線形システムであるならば、そこにノイズを入れることで「良質な出力」がされるようなのです。
具体的には、実験によると「70dBのホワイトノイズ」を聞きながら作業をしたところ、最も創造的な状態を保つことができたそうです。ホワイトノイズというのは全ての周波数成分が含まれた音声のことです。7色の虹などの全ての光を足し合わせると「白く」なります。その音声バージョンがホワイトノイズです。これを70dBのボリュームで聞きながら、創造的な作業をしたところ、最も創造的な状態を保つことができたそうです。
仕事などでも自宅で静かなところでするよりは、カフェなどのガヤガヤしたところでしたほうが、仕事がはかどる、ということは経験的に言われています。また子供が勉強するときは、自分の部屋でただ1人勉強するよりは、家族がいる居間などで勉強した方が成績が上がる、ということも言われています。あとは雨音などの音声を聞きながら、仕事をするとスピードが上がる、ということも言われています。
これらは全て、「ノイズが脳という非線形システムに好影響を与えた結果」かもしれません。
私はライティングの時に吹き替え映画を見ると能率が上がるのは、「映画がこのノイズの役目を果たしている」からではないかと考えています。そう考えると、説明ができます。
他の効果的なノイズ(予想&経験から)
「ノイズ」という意味で、今まで私が経験した「ライティング能率が上がるモノ」は以下になります。
- 吹き替え映画
- 雨音
- クラシック音楽(静かなテンションが上がる)
- Jポップ(熱いテンションが上がる、その後副作用で疲れる感じがある)
他には巷で言われていることとしては、「カフェ内での人の話し声」などがあります。
自分好みのノイズをオンラインで聴けるWebサービス「Noisli」
他にも自分好みのノイズを創りだしてオンラインで聴けるWebサービスもあります。「Noisli」というサービスです。「雨音」や「雷の音」「カフェの音」などを組み合わせて、オリジナルのノイズを作ることができます。
以下の記事で紹介しています。
こいつはいいぞ!自分好みのノイズ音を作り出せるWebサービスNoisli
。。。
という感じで、ライティングには「吹き替え映画を聞き流す」や「日本映画を聞き流す」と良いかもしれません。
また、ノイズに注目すれば「雨音」や「クラシック音楽」などなど、が良いかもしれません。今この記事はクラシック音楽を聞きながら書いているのですがいい感じです。スラスラ書けています。
(これまでの内容と少し矛盾しますが、クラシック音楽には「言語が入っていない」ため、脳の”言語を受け取る部分”が活性化せずに、純粋に「言語を出力する部分=ライティング」が高まるような感触があります。)
よければ試してみてください。
この記事に含まれるタグ : ライティング 脳 映画 セールスライティング セールスレター ノイズ カオス理論 非線形システム
(記事編集) https://shibatas.blog.fc2.com/blog-entry-149.html
2014/12/25 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |コピーライターとして活躍し、かなり多くのコピーを書いたとされているユージン・シュワルツ。
「彼が33分33秒区切りでライティングしていた」とういうのは、ライターやコピーライターの間では有名な話です。
彼は「”書く”という高度な知的作業を人間はそう長くはできない」という理由で、33分33秒に区切って仕事をしてたそうです。つまり「書く作業には”脳機能的”に限界がある」という見方です。
(個人的には脳の疲れ、というより「眼筋の凝り」が原因で、人は長時間書くことができないのだと感じています。また脳研究者の池谷裕二さんも「脳は疲れない。疲れるとしたら”目”です。」と著書「海馬/脳は疲れない」の中で言っています。)
私もライティングの仕事をしているのすが、確かに長時間ライティングすると「脳が固まった」ような状態になります。
・文章が出てこない
・オデコの奥が痛い
・やる気が出ない
・集中力ガ出ない
・イライラする
正直言って、私生活に支障をきたすほどの悪影響がでます。
それで、私も何度か33分33秒で区切って仕事をしてみようともしたのですが、どうしても「ノッてる状態だと書き続けてしまう」ということが何度も起こって、いつのまにか、区切るのを忘れてしまいます。
それでこの33分33秒メソッドは私の中に定着していたなかったのですが、この「33分33秒区切りは絶対やった方がいい!」と思える出来事があったので記事にしたいと思います。(自分に言い聞かせるとという意味も込めて)
。。。
私は最近、禁酒してました。
酒を飲み過るとどうしても頭の働きが鈍ります。すると、文章の質も落ちてしまいます。私は酒が大好きで禁酒するまではずっと毎日飲み続けてきました。それで「これではイカンっ」と、一念発起して禁酒に踏み切りました。(数えてみると今日で12日目になります。)
たしかに禁酒すると調子がいいんです。パソコンに長時間向かうと肩や首、腰周りがカチコチに凝りますが、その凝り具合や回復具合が酒浸りの日々に比べて早いです。また、日に日に体調が良くなっているのを感じます。
ただ、長時間PC作業による、精神状態の悪化はそれほど改善されませんでした。(イライラ、やる気減退、集中力が無い、書く気が起きない、など)
それである時、眼の筋肉のストレッチ運動をしてみたのです。
松本康さんの、疲れ・頭痛・肩こりが「脳内視力」で治った!という本に載っていた「眼筋のストレッチ法」です。
今検索したら、松本康さんが視力指導されている動画を発見しましたので、それも載せておきます。
(その日はくしくも家族の誕生日パーティーで、そんなイベントの日に酒を飲まない、なんてことをやったことが無いので、私は正直テンパっていました。今まで数年以上、毎日酒を飲んでいた人間が、イベント時に酒を飲まないなんて、何をどうしたらいいか、わからない、そんな心境です。でもその日も精神状態があまりよくなく、なんとかしてこれを改善したい、と切実に思いました。)
そして眼筋ストレッチの存在を思い出し、それを実際にやってみたのです。
そしたら劇的に調子が良くなりました。ストレッチ法は簡単で全てのメニューをこなしても10分間くらいで終わります。ただ、その日はどうしても調子を良くしたかったので、多めにやりました。大体30分~1時間半くらいやったかもしれません。(厳密には覚えていない)
すると、普段パソコンのモニターを見続けていて、コチコチに固まっている眼筋をストレッチしたので、最初のウチは目の周りの疲労感はありました。それに他人の目を見にくい、ということも起こりました。(もともと、長時間PCに向かうと他人の目を見れない、ということは経験していました。)
でもしばらく、家族と会話しているうちに、スッと目の調整が合った瞬間がありました。それからはメチャクチャ調子が良かったです。多分。眼筋ストレッチでほぐれたり、逆に疲労していた筋肉のバランスが撮れたのだと思います。かなり調子がよくなりました。
。。。
という経験をしていたのですが、最近またしても袋小路に迷い込んでいました。
休憩することなく、長時間PCに向かい続けて、イライラ、不安、やる気減退、などの精神症状が起こってきました。このような状態になると、そもそも「考える能力」も下がってきます。そうすると解決策自体を見いだせない(思い出せない)という状態にハマってしまいます。まさに袋小路。いい加減にしてくれよ(笑)
それで、さっきようやく「あっ、眼筋が凝っているのかもしれない・・」と思い出して、眼筋ストレッチを1セット(約10分間)やってみたのです。
そしたら、やっぱりメチャクチャ調子がよくなりました。
それをするまでは、書くという気持ちも、目標に向けて行動しようという気持ちも、全然湧いてきませんでした。でもようやく調子がよくなったお陰で、こうしてブログの更新ができています。
・やる気が出てきた
・集中力も出てきた
・自信がみなぎってきた
などなど、良いことだらけです。
全て「眼筋ストレッチ」をやった直後に起こりました。
なので、「眼筋ストレッチ」は良いです。そしてPC作業は時間を短く区切ってやるのが良いです。私の場合はユージンシュワルツを習って33分33秒で仕事をし、最初のウチは休憩中に眼筋ストレッチをやっていこうと思っています。(やり過ぎかな?^^;)
ではでは。
(記事編集) https://shibatas.blog.fc2.com/blog-entry-188.html
2014/09/20 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |